導入事例
バイク・自転車に特化した安全なナビゲーションを活用し、新人ドライバーの研修時間を50%削減
ポケットフーズ株式会社様
宅配ピザチェーン店「ピザポケット」での導入
ポケットフーズ株式会社は、ピザ宅配サービス「ピザポケット」を展開し、バイクや自転車での配達をおこなっています。今回は、ポケットフーズ株式会社 九州エリアマネージャー 阪東様、ピザポケット美野島店 店長 山内様に、配達NAVITIMEを導入する前の課題や導入後の変化についてお話を伺いました。
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ドライバー自身が紙地図でルートを考え、暗記して配達
── 配達NAVITIME導入前は、ピザの配達はどのような流れだったのでしょうか?
山内様:
お客様からのお電話やネットからの注文が完了したら、伝票が発行されます。注文されたピザを作っている間に、ドライバーは伝票に書かれてある住所を確認し、お客様のご自宅まで配達に伺うという流れになります。
ドライバーはこれまで、店舗に貼ってある住宅地図と伝票に書かれている住所を見比べ、配達先を探し出し、店舗からのルートをドライバー自身が考えていました。
── 配達ドライバー自身がルートを考えるということは、新人ドライバーは大変なのではないでしょうか?
山内様:
はい。新人ドライバーは、道を覚えきれていない人も多く、店舗に貼ってある地図を写真に撮り、迷った際に見返せるようにしていました。配達ドライバーというのは、道を覚えるということがまず大前提となる業務なのですが、アルバイトで働く方は新しく生活を始める場所であったりするので、店舗のエリアを把握していない方が圧倒的に多いので、ルートを覚えることにかなり苦戦する方が多かったです。
1人前の配達ドライバーを育てるまで、研修は50〜100時間
── 新人ドライバーの方にどのような研修を行っていたのでしょうか。
山内様:
まずは「運転教育」と呼ばれる研修をします。目的地とルートを定め、店長あるいはベテランのドライバーと一緒に走る研修です。最初はベテランドライバーの後に付いて走行ルートを覚えます。また、ベテランドライバーが新人ドライバーを追走し、定めたルートを間違えてないかを確認しながら指導します。道を間違えてしまったら停車し、地図を確認しながら「ここは左に曲がるんだよ」などと走行するルートを教える形です。
新人ドライバーが道を覚えてきたら、今度は「空(から)走り」という研修になります。空走りとは、新人ドライバーが1人で様々な目的地と店舗の往復を何度も繰り返し、時間を計る研修です。ベテランドライバーだと、店舗と目的地の往復時間を大体把握しているので、そのタイムを超えた時は、どこで迷ったのかを聞きフィードバックします。
── 新人ドライバーに手厚い研修を行っているのですね。どのくらいの時間をかけて研修を行っていたのでしょうか。
山内様:
個人差はあるのですが、新人ドライバーが迷子にならず、安心して配達を任せられるようになるまでに50〜100時間を要していました。「運転教育」と「空走り」で半分の割合で時間をかけています。100時間かかる方であれば、50時間も空走りを行うということになります。
原付バイク・自転車に特化したナビゲーションが導入の決め手
── 新人ドライバーの研修に多くの時間をかけていたということですが、「配達NAVITIME」を導入した決め手は何だったのでしょう?
山内様:
「配達NAVITIME」は車・原付バイク・自転車それぞれのナビゲーションに対応しており、弊社で言えば、原付バイクや自転車を使った配達ですので、その車両に特化したルート検索・ナビゲーションができ、新人ドライバーでも安心して配達出来るという点が決め手になりました。また、住宅地図を見ながら走行できたり、道の混み具合の状況がリアルタイムで表示されるところも導入を検討する際のポイントとなりました。
配達NAVITIME導入後、新人ドライバーの研修時間は半分以下に
伝票カメラ読み取りを活用してドライバーの回転率も向上
── 実際に配達NAVITIMEを導入してから、どのような効果がありましたか?
阪東様:
配達NAVITIMEの導入によって、今まで100時間ぐらいかけて行っていた研修プログラムを、約30時間で終わるプログラムへ改定することができました。ベテランドライバーが付いて走行確認を行うことは必須で実施していますが、配達NAVITIMEには原付バイクや自転車に合わせたルート検索やナビゲーションがあるので、目的地を定めて走行ルートを覚える「運転教育」や新人ドライバーのみで店舗と目的地を往復する「空走り」の研修時間を少なくすることができました。
── 新人ドライバーがすぐに独り立ちして活躍できる環境を整えられたのですね。
研修時間削減の他に、実際の配達業務フローではどのような効果がありましたか?
山内様:
これまで地図と伝票の住所を照らし合わせながら配達先の場所を確認していましたが、配達NAVITIMEは伝票をカメラで読み取るだけで、配達先の位置が住宅地図に表示されるので、かなり短時間で配達に出ることができるようになりました。忙しいとき、店舗に空いているドライバー用スマートフォンがあれば、ドライバーが帰ってくる前に伝票をカメラで読み取りルートを検索しておき、すぐに配達できるように準備することでドライバーの回転を早めることができます。
また、2〜3件をまとめて配達する場合は、各配達先をリストに登録し、状況に応じて順番を入れ替えてルート検索できる機能を活用しています。2件目、3件目先の配達の所要時間を把握できるので、ドライバーに依頼するスタッフも便利です。
伝票カメラ読み取りイメージ (※伝票はイメージです)
── 配達NAVITIMEの店舗への導入はスムーズでしたか?
阪東様:
はい。スムーズでした。準備したこととしては、原付バイクに取り付けるスマホホルダーや社用の端末の用意だけでした。
誰もが安心して配達業務ができる環境を配達NAVITIMEで整えていきたい
── 今後の展望について教えてください。
阪東様:
配達NAVITIMEの導入を引き続き進め、新人ドライバーの研修や配達業務フローの改善を進めていきたいです。
山内様:
ドライバーは、道を覚えないといけない、ということで未経験の方や、まだこの場所に来たばかりの方が、アルバイトで入るのはハードルが高いものと思われていると感じています。知らない土地を走ることがどうしてもネックになり、募集が少し進まないということもあります。配達NAVITIMEを導入してどんな方でも、安心して配達作業ができますということを伝えていければ、「この業界で働きたいな」という方が増えて行くのではないかなと思っています。
── 引き続き配達NAVITIMEも改善を進めてまいります。貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
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